『BALLAD~名もなき恋のうた』

a0033530_0264916.jpg公開初日の今日、『BALLAD~名もなき恋のうた』を観てきました。
正直言って、この映画のレビューを書くのはちょっと複雑な気持ちがします。その理由はこの映画の原作となっている劇場版「クレヨンしんちゃん」の公開当時、心を惹かれ強く記憶に残っていたこと、そして、それを実写版で撮影しているという情報を1年程前から知って、完成を心待ちにしていたという思い入れがあるため。今日、観た映画の感想を書き留めておきたいという気持ちと、やっと実現した実写化映画を、観たまま感じたまま自分の中に閉じ込めて置いておきたいという気持ちが、交錯しているのです。

アニメ版はあくまで原案で、両者を比較することの無意味さは理解しているものの、期待と不安でやはり気になりました。この点において、山崎貴監督は原作を大切にしつつ、かといって単なるリメイクではなく、丁寧にエッセンスを抽出し実写化しています。たぶん、意図的に詰め込みを極力避け、削ぎ落とし作業を行った成果だと思いますが、その潔さに共感を覚える一方、世界観をアニメと同レベルに留めたためか、スケール感が乏しくなっているのが映画的には残念です。実写版とは言え、VFXの多用により全体的に書き割り的であり、ある意味アニメ的な質感を漂わせています。

映画は又兵衛と廉姫の身分の違う叶わぬ恋心にフォーカスし、過去にタイムスリップした真一とその両親が、戦国時代を生きる二人に係わることで奇跡のストーリーが展開します。前半は自転車や携帯に驚く戦国時代の人たちをコミカルに描き、後半は又兵衛を中心とする戦闘シーン、そしてあの(?)エンディングへ...。
もしかすると原作アニメを観ていない人の方が、この映画をより美味しく味わえるのかもしれません。
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  by risky_k | 2009-09-06 00:30 | risky_k's MOVIE/TV

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