あまりドラマは見ないんですが。

a0033530_23555323.jpg1月12日にTBSドラマ「白夜行」の第一回目が2時間枠で放送されました。
既に数日経ったのでスルーしようと思っていましたが、今日TBS番組サイトでプロデューサー石丸氏の日記を読んだりしたので、もう一度思い直してちょっと感想を書いてみます。

原作を読んでドラマ化を楽しみにしていた視聴者にとって、初回にして2人の運命的な事件の全てを視聴者に提示してしまうという、大胆不敵な展開に驚いた人は多かったでしょう。risky_kもそのひとり。
原作では読者に想像させる材料を十分に与えつつも、最後近くになって笹垣が既に時効になった事件の真相をあくまで推理というレベルで語っている程度ですから。

小説は雪穂か亮司のどちらか一人がキャストされたいくつものエピソードが短編集的に繋がり、最後にそれらの断片が収斂するような構成。各エピソードで起こる事件には、登場しないもう一人の関与が背後では伺えるものの、二人が同じ場面に登場することはない。800ページ以上もある全体ストーリーを通しても、二人の会話のシーンさえ見出せなかったように記憶します。つまり、運命的に結ばれている主人公ツーショットを一切描かず、全てを読者の想像に委ねることで、異常とも言える愛の世界をイメージさせることに成功しているのです。

この意味からも、小説内で意図的に描かなかった二人の出会いを含め、幼い雪穂と亮司の内面を濃厚に演出したドラマ版「白夜行」は、かなりチャレンジングであり、それが今後の展開にリスクを生むことを製作側は理解しているはず。
小説手法と映像手法をいかに連鎖・葛藤させていくのか。
敢えて原作の良さを破壊した新しい「白夜行」に期待したい。
なぜから山田孝之と綾瀬はるかをキャストした時点から、それは自明のことだから。
山田君にはクールでワイルドな小説版の桐原亮司は似合わないし、雪穂は誰がやっても小説版の雪穂には近づけないだろうから。 だから小説と対極になるような、悩みぬく「R&Y」を描いてみて欲しいとも思います。

石丸プロデューサーの言うとおり「これからです、これからです。」
ホントにまだ第2回目の編集をしてるんですか!?
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  by risky_k | 2006-01-16 00:00 | risky_k's MOVIE/TV

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