北原愛子 引退ライヴ 『AIKO SUMMER NIGHT 2011』

a0033530_21153412.jpg2011年7月10日、ひとりのアーティストが最後のライヴを行いました。
「AIKO SUMMER NIGHT 2011」、これが9年間に亘って、ラテン系ポップスという稀有なセグメントで音楽活動を展開してきた、北原愛子さんの引退ライヴとなりました。

大阪での活動が多かったため、これまで一度も聴きに行く機会がなかったのですが、hillsパン工場で昨日行われたライヴに参戦を果たしました。 最初で最後のナマ愛子様です!

三日間行われたライヴ最終日に集まった多くのオーディエンスは、見納めになってしまう彼女の最後のパフォーマンスのためだけでなく、ミュージックシーンから身を引くことを決意した彼女から、どんな言葉が発せられるのか、が最大の関心事だったのではないでしょうか。 もちろん公式サイトには引退を報告する彼女のメッセージが掲載されていますが、それ以上の何かが語られるのではないかと。

開演直後のアップ曲メドレーが終わって、狭い会場に集まったファンが固唾を呑んで見守る中、彼女のMCが始まりました。

「音楽活動というのは地味な毎日です。 誰が聞いてくれているのか判らなくなり、誰のためにやっているのかも判らなくなる・・・生きている意味は何なのかさえ・・・。 2年以上ニューリリースが止まっていたし、うすうす(引退と)察していた人も多かったのでは・・・いつか、今日という日が来ることは判っていた、明日に向かうための第一歩として今日、歌手、北原愛子を終わりにする・・・。」  

そんなMC直後の曲は、「Message」。
一番好きな作品を選曲してくれました!
それもMC後のセットリスト一曲目で!
これだけで、遠く大阪まで新幹線で日帰りした甲斐があったというもの。

彼女を知ることになったキッカケは、2005年6月に購入した2ndアルバム「Message」。 最初にこのブログで紹介して以来、ちょうど6年間が経ったことになります。 ニューリリースの度に何度かレビューも書かせて頂きましたが、いざ引退という現実を突きつけられると寂しい限りです。
J-POP界において類をみないラテン、ボサノバ系というコアコンピュタンスを貫き続けた9年間、自分の変化、環境の変化、そしてミュージックシーンにおける立ち位置が見えなくなってしまったのかも知れません。 或いは、直接的な原因は単にGIZAとの契約問題だったのかも・・・最終日さえ250枚のチケットをギリギリ売り切った様子でしたし・・・、もちろんどれも勝手な憶測ですが。

いつもと同じように盛り上がろうとするライヴ常連のノリに戸惑いと若干の痛々しさを感じつつ、その真っ只中に身を置きながら彼女の歌声をただ受け止めるしかない自分。 1ファンとしてリリースされた楽曲を聴き、PVを観てライヴに行く、それ以上アーティストの内面に近づくことは出来ないのは当然と言えば当然なことですが、やはり、ステージの向こう側とこちら側では目に見えない隔たりがあるのかも・・・。

愛子さん、今はもう大丈夫と言ってはいましたが、MCの雰囲気からすると大丈夫かな~と、正直ちょっぴり心配です。
それにしても、9年と言えば決して短くはないものの、引退という言葉も似つかわしくありません。 まだまだ人生はこれからだよ!

開場前のバナーへの寄せ書きは遠慮したけれど、最後に、


愛子さま ありがとう。
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  by risky_k | 2011-07-11 21:22 | risky_k's MUSIC

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