アニメ 『Steins;Gate』 #14 「形而下のネクローシス」

a0033530_06922.jpgどこに逃げても、何をやっても、避けられないまゆりの死。
銃殺、交通事故死、病死、と原因は違っても必ず訪れる悲劇への収束。 何度も何度も目の前で繰り返されるまゆりの死に立ち会う岡部の精神状態は、ギリギリの状態だったでしょう。
そして、彼女の運命を暗示するように必ず動きを止めてしまう懐中時計は、岡部の絶望感を表現するメタファーとして効果的でした。

原作ゲームではタイムリープ場面を何度も意図的にリピートすることで、プレーヤーを岡部の精神状態とシンクロさせる手法を取っていますが、アニメでは単なる繰り返しを避けて、限られた尺の中で無限ループを見事に描ききっていたと思います。

そんなオカリンに文字通り手を差し伸べた助手ですが、UDXビルの連絡通路で仁王立ちする助手が印象的だった原作に対して、鳳凰院ポーズを決める助手とは! アニメスタッフ、Good Job! 助手のデレが尋常でない破壊力でした。 岡部を再度タイムリープさせる前に、初めて紅莉栖と呼んでくれたことを含め、なかったことになってしまうことを寂しがる助手。 かわいい~
でも、この切なさがある意味でこの物語のテーマであり、そして最大の魅力でもあるんですよね。

14話は助手に全部もっていかれちゃいましたが、バイト戦士、鈴羽がいいですね~。
基本的にラボでの会話が中心となるストーリーですが、鈴羽シーンは絵がどんどん動くので実にアニメ向きのキャラです。 今回も、世界線の補足説明をラジ館への侵入作戦でロープを小道具にしたり、そして遂に鈴羽が未来からのタイムトラベラーであり、ネット上のジョン・タイターであったことも明かされました。

今回は、ラジ館周辺の詳細描写や、助手の紅生姜山盛り牛丼とか、小さなカットにも細やかな作り込みがとても良く出来ているように感じました。

孤独だった岡部の戦いに助手とバイト戦士という仲間が加わって、ダイバージェンス1%の壁を越えたβ世界線に向けて、希望の光が射してきたようです。

次回が楽しみです。
[PR]

  by risky_k | 2011-07-08 00:08 | risky_k's MOVIE/TV

<< 「EVE Online」 日本... 新「VAIO Z」 ハイエンド... >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE